皆さんこんにちは、管理人のゆうです。
このページでは京都鉄道博物館のお楽しみの1つである、列車を安全に走らせる体験コーナーについて紹介しています。
【このページの目次】
運転体験は6種類の車両から選べる!
運転体験で使用する車両は、ディーゼルカーから新幹線まで、JR西日本を代表する6種類の車両が大型のジオラマの中に配置されています。
お子さんの運転してみたい車両を聞いてあげてくださいね!
ATS(自動列車停止装置)やATC(自動列車制御装置)についても説明書きがありますので、ぜひ読んで教えてあげましょう
500系新幹線電車
500系新幹線電車は1996年に登場、夢の時速300kmでの営業運転を実現しました。
現在は山陽新幹線で「こだま」として活躍しており、エヴァンゲリオンとコラボしたEVA新幹線としても有名です。
数段階に設定された許容運転速度を超過すると、ブレーキがかかる「多段ブレーキ制御ATC」を採用しています。
京都鉄道博物館では本館1階に実物車両が展示されています!
N700系新幹線電車
東海道新幹線、山陽新幹線、九州新幹線で運用されるN700系新幹線電車は2007年に登場、のぞみとして活躍しています。
N700系は、連続したブレーキがかかる「一段ブレーキ制御ATC」で乗り心地も向上しています
321系電車
2005年にデビュー、東海道本線や山陽本線など、京阪神地区で主に普通電車として親しまれている321系電車はATS-SWを採用しています。
先頭車両の運転席のあたりにいると「ジリリリリリリリ!」というベルの音と、カッチ・カッチという早い音(この間に運転士さんが確認操作をする)が聞こえるあれですね。
ATS-SWのSはSpeed、WはJR西日本のWestからきています
キハ120形ディーゼルカー
1991年に登場した、ワンマン運転にも対応しているキハ120系ディーゼルカーもATS-SWを採用しています。
亀山駅~加茂駅間の関西本線など、ローカルの非電化(電線が通っていない)路線で活躍しています。
683系電車
2001年に登場、関西と北陸を結ぶサンダーバードで活躍している683系電車です。
また、夜の通勤時間帯に金沢と福井を結ぶ「おやすみエクスプレス」や、朝の通勤時間帯に福井と金沢を結ぶ「おはようエクスプレス」としても活躍しており、ATS-Pを採用しています。
ATS-PのPはパターンのPで、許容運転速度を数段階に設定して常に速度をチェックしているので、ATS-SWよりもさらに安全性に優れています
225系電車
新快速や快速などで、普段私たちがよく乗っている225系電車です。
2010年に登場、JR京都線、琵琶湖線、神戸線、湖西線などで活躍しており、こちらもATS-Pを採用しています。
列車を決めて並んだら、いよいよ運転開始!
運転体験で使用する車両は、好きなコーナーに並べば、必ずその車両を運転することが出来ます。
まずは運転方法を選択
まずは自分で運転するか、コンピュータにおまかせするか・・。
せっかく並んだので、よほど小さい子じゃなければ自分で運転ですね(^^;
マスコンやブレーキは運転する車両によって違う
こちらは700系新幹線電車のブレーキハンドル。在来線とは逆の左側に配置されています。
こちらは500系新幹線電車のブレーキハンドル(左側)です。同じ新幹線でも全然違いますね。
操作する車両にはカメラを搭載!
模型の車両にはカメラを搭載しており、写真のようにモニターでリアルタイムに確認しながら運転します。
今は信号が赤なので、まだ発車してはいけません。
信号が青になったら、出発進行!
列車を安全に運行する仕組みを学ぼう
列車が駅に近づくと、スピードを落とすように指示がありますが・・。
速度超過で停止位置を過ぎてしまうと、ATSが作動して写真のように非常停止します。
新幹線ではATC(Automatic Train Control)信号で速度超過をしないように・・。
安全運転の体験は2周操作できますので、駅に着いたら信号が青になるまで待ちます。
2周したら終了になりますので、次の人に交代しましょう。
ジオラマの中に入れる
鉄道ジオラマショーの30m×10mのジオラマほどではありませんが、6種類の模型の車両を運行させるため、こちらのジオラマもかなり大きなスケールとなっています。
よく見るとジオラマの中に人が・・。
実はこれ、トンネルをくぐってジオラマの中に入れるようになっています。
ジオラマの中から見ると電車がよく見えます。小さな子には楽しいですね。
混雑状況
運転体験ができる運転台は合計6つありますが、土日には多くの人が並ぶ人気になるコーナーとなっています。
通常の土日の混雑
1人あたりの体験時間はおおよそ3~4分程度で、通常の土日であれば20分前後の待ち時間が目安になります。
こちらのコーナーは常時開設していますので、人が多い場合は先に他の展示に行って、比較的人が少なくなる夕方の時間帯がオススメですよ!
大型連休は・・
オープン当初のゴールデンウィークは、約50分待ちや1時間待ちの日もありましたので、連休(特に大型連休)では、1時間待ちくらいが目安になりそうです。
こちらのコーナーは抽選方式の運転シミュレータと違って、並べば必ず体験できますが、子どもが我慢できるかどうか・・(^^;
京都鉄道博物館では無料のwifiも使えますので、並んでいる時の時間待ちに便利ですよ!
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