皆さんこんにちは、管理人のゆうです。
このページでは京都鉄道博物館の最大のお楽しみの1つ、鉄道ジオラマについて紹介しています。
【このページの目次】
- 30m×10mの日本最大級のスケールに圧倒!
- ジオラマの観覧席はどうなってるの!?
- 模型の列車が走っているだけじゃないの!?
- 精巧なジオラマにかぶりつき!
- 朝から夜まで鉄道の一日をリアルに再現
- 本物そっくり!精巧な1/80サイズの鉄道模型
- 鉄道ジオラマはショー以外の時間でも見られる?
- 関連記事
30m×10mの日本最大級のスケールに圧倒!
本館2階にある鉄道ジオラマの大きさは、30m×10mの超ビッグサイズ!
プールほど大きな面積に敷き詰められた鉄道ジオラマには、新幹線、在来線、私鉄線、貨物線、シャトル線、山岳線の6つの営業線に、最新のW7系新幹線から惜しまれつつ引退したトワイライトエクスプレス、そしてドクターイエローまで、本物そっくりの1/80サイズの列車(16番ゲージ)が、精巧に作られた街や山の中を走っています。
まず最初に、これを持っていくと2倍楽しめる!というアイテムがありまして・・。
もったいぶらず、早く言ってください
ジオラマの観覧席はどうなってるの!?
ジオラマの正面と側面、2つの席があります
鉄道ジオラマの部屋は写真のようにとても広く、観覧席はジオラマ正面の30m側と、ジオラマ側面の10m側の2つが用意されています。
ジオラマ側面から
こちらが10mの側面側の席で、60~70人くらい入れそうです。
側面から鉄道ジオラマを見ると、このような感じになります。
貨物ターミナルなど、ここから良く見えるところもあるのですが、全体的には正面の方が見やすいです。
ジオラマ正面から
こちらが30mの正面側の席で、150~200人くらい入れそうです。
正面から見るとこのような感じになり、全体的に見やすいです。
出来れば広く見える正面側から見たいですね!
一番後ろの列は立ち見ですが、全体がよく見えますよ(^^
双眼鏡があれば、車両もバッチリです!
模型の列車が走っているだけじゃないの!?
並ばずに先着順で入場できるようになりました!
京都鉄道博物館の鉄道ジオラマは、模型の列車がひたすら走っている・・という内容ではなく、1回約15分のショー形式となっています。
また、以前は土日では開催1時間くらい前から列に並んで・・という状況でしたが、現在は先着順で先に席が確保できるようになりました。
写真のように座ってゆっくり待てるようになりましたが、荷物での場所取りはNGです。
開催時間は日によって若干変わりますので、鉄道博物館に着いたら先にインフォメーションでチェックしておきましょう。
土日は30分位前には入場しておかないと、見やすい席が確保しにくいです。
走っている列車について解説してくれる!
リアルタイムでのナレーション
鉄道ジオラマショーのナレーションは、あらかじめ録音した自動音声ではなく、リアルタイムでの解説になっています。
列車がどのステーションから出発したか、どんな列車なのかなど、列車の運行に合わせて分かりやすく解説してくれます。
お姉さんのナレーションは、ゆっくり&ハッキリで凄く聞きやすいです
これはまさに運転指令所!
鉄道ジオラマの隣では、本物さながら運転台が設置されています
お姉さんがナレーションをしている運転台は、運転指令所さながらとなっており、鉄道ジオラマを走る新幹線、在来線、私鉄線、貨物船、シャトル線、山岳線の6つの営業線をコントロールしています。
ジオラマの中に設置されたカメラでLive映像を撮影
ジオラマを走っている列車は、すぐ横に設置されているカメラで撮影されます。
おばあちゃん見てる~?
いやいや、TV中継はされてないで・・
中央のスクリーンを見てみ
カメラで撮影されたLive映像は、中央のスクリーンに大きく投影されますので、見えにくいところでもバッチリ確認できます。
スクリーンに投影されるのは、Live映像だけではありません!
スクリーンには、ナレーションに合わせて鉄道のお仕事を紹介するシーンを投影したり・・
春には桜の花びら、夏には花火など、ショーとして重要な役割になっています。
私、これはもう鉄道ジオラマじゃなくて、もはやショーだと思うんですよね
最初にショーやって言うてるやん
・・・。
忠実に再現された精巧なジオラマにかぶりつき!
橋梁や山岳地帯など列車が走るシーンも再現
30m×10mの圧倒的なスケールの鉄道ジオラマには、車や人、街だけではなく、橋梁や山岳地帯、海沿いなど実際に列車が走るシチュエーションが忠実に再現されています。
新幹線中間駅
500系やE5系新幹線などのターミナル駅となっている新幹線中央駅です。
貨物線ターミナル駅
大阪~青森間約1,000kmを結ぶEF81型電気機関車などがここから出発しています。
空の駅として有名な余部橋梁も
山陰本線の鎧駅(よろいえき)~餘部駅(あまるべえき)の間にある、兵庫県の余部(あまるべ)橋梁も初代の形で再現されています。
そして・・京都鉄道博物館の扇形車庫も
京都鉄道博物館の前身、梅小路蒸気機関車館からお馴染みの扇形車庫は、一番見えやすい鉄道ジオラマの最前面にありますので、じっくり見てみましょう。
精巧すぎィ!
照明演出も切り替わる!
朝から夜まで鉄道の一日をリアルに再現
鉄道ジオラマショーでは、朝から夜まで1日を通じてどのような列車が走っているかを、時間の設定とともにリアルに再現しています。
朝5時、始発列車の出発です
鉄道の一日の始まり・・朝になりました。照明もまだ薄暗くなっています。
朝の5時、通勤・通学のお客さんを乗せて始発列車が出発します。
先週も飲みすぎて始発で帰りまして・・
ご近所に恥ずかしいので・・
夕方になりました
照明も夕方仕様になります。
夜は寝台列車の活躍の時間
夜になるとさらに照明が変わり、輝く星の下で寝台特急が走ります。
かつて寝台特急として活躍したトワイライトエクスプレスや、現在、東京~島根、香川を結び女性に人気が高いサンライズ瀬戸・出雲のサンライズエクスプレスも見られます。
本物そっくり!精巧な1/80サイズの鉄道模型
最新の新幹線から歴史に残る列車まで
鉄道ジオラマには、新幹線、在来線、私鉄線、貨物線、シャトル線、山岳線の6つの営業線があり、普段私たちがよく利用している在来線から、最新の新幹線、惜しまれつつ引退した列車などなど、1/80サイズの本物そっくりの列車(新幹線は1/87サイズ)が走る様子を見ることが出来ます。
解説は、三度のご飯より列車が好きな僕が担当します
小さな子にも大人気!
新幹線のお医者さん、ドクターイエロー
小さな子にも大人気のドクターイエローは、線路や架線、信号設備などの検測を行う新幹線のお医者さんとして活躍しています。
ドクターイエローは説明不要ですね。
正式名称は「新幹線電気軌道総合試験車」です
日本の新幹線で初めて時速300kmを突破!
JR西日本を代表する500系新幹線
営業運転で初めて時速300kmを実現した500系新幹線は、山陽新幹線のこだまとして走っており、EVA(エヴァンゲリオン)新幹線としても有名です。
本館1Fのエントランスにも実物の先頭車両が展示されています
東京~金沢を2時間28分で結ぶ!
北陸新幹線のW7系新幹線
東京~金沢間を直通で結ぶ、2014年に登場したW7系新幹線列車です。
「かがやき」や「はくたか」「つるぎ」として走っています。
本館2階のキッズパークでは実際の約1/5サイズのW7系の模型がありますよ!
隼として子どもにも大人気!
東北、北海道新幹線のE5系新幹線
E5系新幹線列車は日本で初めてグランクラスを備えた車両で、東北、北海道新幹線の隼として走っています。
グランクラスはグリーン席より豪華な席で、飛行機のファーストクラスにあたります。
本館1階には実物の展示もありますよ。
夏休みには、グランクラスに座れるイベントにも行ったで!
※ グランクラスの体験会は、2017年の8月で最後になります。
余部鉄橋を渡るところも見られる!
特急はまかぜ
大阪と鳥取を結ぶ、特急はまかぜ。
スイッチバックで山を下って行くところです。
スイッチバックとは勾配が急な坂道を列車がジグザグに上り下りすることです
札幌~大阪間を運行した寝台特急!
トワイライトエクスプレス
札幌~大阪まで日本で一番長い距離を走っていた寝台特急列車のトワイライトエクスプレスは、窓の大きな展望サロンカーや、屋根の低い食堂車があります。
トワイライトエクスプレスは2015年まで運転していましたが、惜しまれつつ引退しました。
京都鉄道博物館のトワイライトプラザでは、実物が見れますよ!
コンパートメント(個室)を備えた新幹線!
山陽新幹線のひかりレールスター
2000年にデビューしたJR西日本が運行している8両編成のひかりで、8号車には4人用のコンパートメント(個室)があります。
現在は新大阪~博多間の運行なので、京都では見ない新幹線ですが、本館2階には個室の展示もありますよ
速度を落とさずカーブが曲がれる!
N700系新幹線
初代新幹線の0系が1964年に登場してから、100系、300系、500系、700系と開発され、2007年に700系をベースに開発されたN700系がデビューしました。
カーブでも減速しないで曲がれるようになったり、200秒で時速270kmに到達するように進化して、さらなる時間短縮を実現しています。
2013年にはさらに高性能になったN700Aが登場しました。
本館3階のスカイテラスからは、走る新幹線が見えますよ!
かにカニ日帰りエクスプレス!
新大阪と城崎温泉を結ぶ特急こうのとり
平成23年3月から運転を開始した287系、特急こうのとりは新大阪と福知山、城崎温泉を運行しており、城崎温泉といえば冬の蟹で有名ですね。
かに漁が解禁となる11月から3月まで「かにカニ日帰りエクスプレス」も販売されています。
特急こうのとりは、JR嵯峨野線をよく通ります。
キッズパークの窓からも見えますよ!
カニっ食っべ行こう~♪
はにっかんで行こう~♪
古っ・・
大阪と金沢を結ぶサンダーバード
大阪駅と金沢駅を結んでいる683系、特急サンダーバードです。
ゆったりとした車内が特徴で、グリーン車は2席&1席(1列に3席)と広々しています。
特急こうのとりと似ていますが、こうのとりはボディーラインが赤、サンダーバードは青色です。
本館3階のスカイテラスからも、京都線を走るサンダーバードがよく見えますよ!
関西と和歌山を結ぶ特急くろしお!
381系パノラマ型グリーン車
京都や新大阪と紀伊半島の新宮駅を結んでいる特急くろしおの、381系パノラマ型グリーン車です。
くろしおは、287系、283系、381系の3種類があり、それぞれ窓の下や車体の上半分、窓の周りなど、違うヶ所にオーシャングリーンが使われています。
どの車両も最高時速130kmです。
日本で一番多く製造された通勤電車!
大阪環状線でお馴染みの103系通勤電車
大阪環状線でお馴染みの103系通勤電車は、製造された車両数3,447両で日本一!
しかし、時代の流れには逆らえず、大阪環状線の103系は、ついに2019年3月までに、全て323系に置き換えられることが決まりました。
京都鉄道博物館のプロムナードには、103系の記念すべきトップナンバー(1号機)が展示されていて、車内で休憩もできますよ!
上野と札幌を結んだ寝台特急カシオペア!
上野~札幌間の1,214kmを結んだ寝台特急カシオペアで、京都鉄道博物館の鉄道ジオラマではEF81形電気機関車79号機が牽引しています。
2016年3月で寝台特急としての定期運航は終了しましたが、2016年6月からはツアー専用列車としての運行が再開されています。
カシオペアは函館~札幌では、京都鉄道博物館にも展示されているDD51形ディーゼル機関車の重連運転で牽引されています。
東京と大阪の日帰りを可能にした特急こだま
1958年に東京と大阪を結ぶ特急列車(片道約7時間)として誕生した『特急こだま』です。
本館1階に展示されている特急こだま(モックアップ)は、運転室に入れますよ!
JR西日本の列車だけではありません!
2階建てのカフェもある近鉄特急しまかぜ
大阪、京都、名古屋と伊勢、志摩を結んでいる近鉄特急しまかぜも走っています。
しまかぜはカフェ車両を除く、全ての車両の座席が3列配置、デラックスタイプの豪華な列車です
緑と木の内装で落ち着いた車内空間に
阪急電鉄の8000系電車
私鉄線では、阪急の8000系も走っています。
車内の壁や扉は木を基調にしていて、緑の座席も落ち着いた雰囲気になっています。
8000系電車は神戸線と宝塚線で走っています
常に先進技術やサービスを導入してきた鉄道事業者!
京阪電車の8000系電車
一方、こちらはテレビカーや日本で最初の急行電車など、常に先進的なことに取り組んできた京阪電車の8000系。
エレガントな塗装と豪華な内装が特徴ですが、特急料金はかかりません。
僕、京阪電車知らない・・。
長男君は普段JRしか乗らないもんね・・。
パパが大学で初めて京都に来た時は、京阪の特急が豪華だったので、別途特急料金がかかるものだと思ってました。
鉄道ジオラマはショー以外の時間でも見られる?
ショーの合間に自由見学の時間もあります
鉄道ジオラマは、ショーの時間以外にも自由見学の時間としてフリーで見られる時間帯があります。
もちろんナレーションや演出はありませんが、列車が全く走っていないというわけではありません。
シャトル線でSLなど3~4両が、ゆっくりのスピードで走っていて、新幹線が走っている時もあります(^^
目の前で見られるので、凄く小さな子には十分楽しいかもしれないですが、ジオラマショーと比べるとその差は圧倒的なものがありますので、やはり京都鉄道博物館に行くなら、並んでもジオラマショーを見ることを強くオススメします。
鉄道ジオラマ編は以上で終わりとなります。
最後までありがとうございました
僕みたいにプラレールが好きに子にはたまらんわ。
何回も見たいわぁ!
下にも関連記事がありますので、ぜひご覧ください(^^